ステイホームの埋草にしていただけたらなと思い、「リンガムマッサージ」(ペニスマサージ)という書籍を元に、みなさんと知識を共有したいとおもい、一連の投稿を続けております。
前回書いた「勃起のためにできること」のうち、ご自宅で実行可能な「骨盤底筋群セルフケア」をご紹介させていただこうと思います。
肛門を開く時、締める時、尿をピッピッと切る時、あるいは射精を我慢するとき、射精の最中に大きく動く会陰部まわりの筋肉群を骨盤底筋群といいます。
PCの筋と略される事が多いので、以下PC筋と表記しますね。
PC筋は、男性の性的エネルギーと欲求を高める上で非常に中心的な役割を果たしています。
以前に書きましたが、勃起力の強い方はこの筋肉群に柔軟性があります。
PC筋を緊張させれば前立腺が刺激され、ホルモンとエンドルフィンが放出されます。
PCの筋肉を意識的に強化すると、より楽しいオルガスムとより強い勃起を楽しむことができます。
さらに、男性はPCの筋肉を使用して射精からオルガスムを分離することができます。
以下、PC筋のためのエクセサイズを紹介します。
1.リラックスしてあぐらをかきます。柔軟性によりそれが難しい場合は椅子に座っても構いません。
椅子に座る際には前方に腰掛けて足をしっかり床につけます。
2.骨盤底を意識して、鼻からゆっくりと深く呼吸し、少し口を突き出す感じで細く長く吐きます。
この呼吸法で3.4.5.6.を行います。
3.息を吐くときに肛門を締めます。
鼻からゆっくりと息を吸うときにリリースします。
これを以下のスピードで行います。
10回非常にゆっくり
10回中速で
10回速く
4.3.を繰り返しますが、今度締めるのは尿道です。
おしっこを我慢する要領です。
5.3を繰り返しますが、今度は吐くときに骨盤底を頭方向に引っ張り上げることをイメージします。
6.今度は吐くときに骨盤底筋群をキュっと締めます。そして吐ききったらすぐに吸わないで締めたまま約6〜10秒間キープします。
鼻からゆっくり深く吸うときにリリースします。
これを4-6回繰り返します。
7.床に仰向けになり骨盤底を意識してみてください。
エネルギーが体全体に広がり、細胞が活性化する様子を感じてください。
最初にあぐらだの椅子だのと書きましたが、信号待ち、歯磨きの最中、通勤電車で立っている時、座っている時、座って仕事している時でもいいですよ。
ぶっちゃけめんどくせ、と思われた方は、排尿の際にを6〜8回中断して排尿するというやり方でトレーニングすることもできます。
実はこの呼吸は、リンガムマッサージを受けている最中に、あるいはマスターベーションをしている間に行うと、エネルギーが体内に循環していい感じになりますんで、お試しになってみてください。
次回「湯船の中でのリンガムセルフマッサージ 」をご紹介しますね。
参考図書