ある日。
その日は前のお客さま様を送り出してから次のお客様をお迎えするまで時間がありませんでしたが、無性に小腹がへっていたのでエネルギー補給のため餅に醤油をかけて磯辺焼きをつくりました。
醤油が焼けた臭いがキッチンに広がりましたが当店には脱臭機能のある空気清浄機があります。
これを最強にセットし、いつものようにブレンドした森林の香りアロマをセット。
「よし、これで大丈夫」とお客様をお迎えしたところ、ご入店第一声が「いいにおいしますね。」
最初私はアロマの香りのことだと思って得意満面に「ありがとうございます」と言いかけたのですが、クンクン部屋をかいでみたところそっちの匂いではないことが判明。
もうどこにも逃げ場無く、「餅を、餅を焼いて食べました。お腹がすいていたんです、お腹が・・・」とお客様に正直に白状しました。
その時の私は金田一に追い詰めれ犯行をゲロる時の高峰三枝子先生のようでした。
お客様は許してくださいましたが私の耳は真っ赤。
店内を薄暗くしておいてよかったです。
いえ、そういうことではなく、なんで買ってあったウィダーインゼリー飲むんじゃなくて磯辺焼きを作るという選択をしたのか。
っていうか、なんで店で食べる間食に餅買ったんだって話ですよね。